-REEBOKとは-

イギリスで誕生したスポーツブランドREEBOK。
創業者の"Joseph William Foster(ジョセフ・ウィリアム・フォスター)"はもともと陸上競技の選手で、より速く走れるシューズを製作し始めたことがきっかけで、1900年に"J・W・フォスター社"を設立しました。
1958年、社名を"REEBOK(リーボック)"に変更。"REEBOK"とはアフリカに生息する"GAZELLE(ガゼル)"のことを指します。ガゼルはサバンナや砂漠などに生息する鹿のような見た目をした動物です。(※画像参照)

1979年には、REEBOKの"ポール・ファイヤーマン氏"が、リーボックのシューズを国際見本市に出展したことがきっかけで北米進出を果たしました。(その後、彼はリーボック社のCEOになります。)
1982年には女性向けにデザインされたエアロビクスシューズ"FREESTYLE"をリリース。このモデルは機能性だけでなく、デザイン性も優れていたことから、カジュアルウェアとしてもストリートで履かれるほどの大ヒット商品になりました。

REEBOKといえば、1989年にPUMPシステムを初搭載した"THE PUMP(ザ ポンプ)"から始まり、テニスプレーヤー"マイケル チャン"が着用していた"COURT VICTORY PUMP(コート ヴィクトリー ポンプ)"などのテニスシューズやランニングシューズなど、様々なカテゴリーに採用されていました。

空気をクッションではなく、フィット感を向上させる為に採用するなんて初めて知った時はかなりの衝撃を受けたことを今でも覚えています。
-PUMP FURYの登場-
1989年のTHE PUMPの登場から5年後の1994年にランニングシューズカテゴリーのトップモデルとして発売されたのが"INSTAPUMP FURY"です。

近未来的なデザインは当時の若者を中心に大きなインパクトを与えましたが、販売当初は実は売上不振に陥っていたことも有名な話のひとつです。
しかし、ストリートファッションマガジンで頻繁にピックアップされ徐々に話題になっていきました。その後アイスランド出身の歌手"ビョーク"が雑誌"Cut"で着用したことでそのブレイクは決定的なものになりました。
翌年の1995年にはNIKE "AIR MAX 95"とともに、社会現象までになったハイテクスニーカーブームの一翼を担うモデルとなりました。


このモデルの魅力は、見た目の強いパンチ力。ハイテク感を感じさせるフォルムとデザイン性が特徴的な1足です。ノンシューレースで丸いボタンを押すことでフィットされることや、発売当時は中足部にソールユニットが無い事に衝撃を受けた方は多いと思います。
今回は、そんなハイテクスニーカーブームの火付け役のひとつとなったPUMP FURYの誕生から30周年を記念してリリースされた1足のご紹介していきたいと思います。
-INSTAPUMP FURY PROTO 94 "30th Anniversary"-

2024年に30周年を迎えたREEBOK "INSTA PUMP FURY"。オリジナル発売時の3月からの半年間だけ販売された初回生産版を復刻モデルです。

当時この初回生産版にはアウトソール前足部のイエローのラバーパネルが使用されていましたが、シトロンイエローの染料は柔らかく、すぐに劣化してしまうという問題が見つかりました。そのため発売後に品質改良を加え、1994年9月に耐久性に優れたブラックのラバーソールに変更し、改めて発売されました。


その他に空気を入れるボタンがInsts PUMPからTHE PUMPロゴへ変更、更には甲部分のベクターロゴからREEBOKロゴへ改良版とは異なる仕様になっています。
また今回、"INSTAPUMP FURY"の発売25周年を記念して初回生産版の"PROTO TYPE"がシリアルナンバー付1994足限定でリリースされました。
通常版は現在在庫切れとなりますが、1994足限定のPROTO TYPEバージョンは店頭へ並んでいます。
こちらの仕様で今後リリースされることはまず無いかと思いますので、サイズの合う方はこの機会に是非ともご検討ください!!
商品URL:https://basementtokyo.global/products/citroninsta-pump-fury-proto-94